人を動かす才能。
トランプ大統領の説得力がない話で説得する話術~まとめ~
- その1:感情を刺激する
- その2:繰り返し言う
- その3:謝らない
- その4:話に責任を持たない
- その5:味方を増やす
- その6:簡単な言葉を使う
- その7:権威を使う
- その8:リフレーミング
- その9:人柄を批判
感情を刺激する
感情が動くような言い方をする。
感情が動くと行動するから。
たとえば、寝ようとしない子どもを寝かすには「早く寝ないとお化けくるよ?」と言う。
人は、恐怖とか不安を感じると行動する。
繰り返し言う
誰かに嘘を信じ込ませるときの確実な方法は、なんども繰り返すこと。
聞き慣れたことは、真実と混同されやすいから。
このことをずっと昔から知っていたのは、独裁者か広告主か。
謝らない
謝ることをやめる。
人は、絶対に謝らない人を目の前にすると、不安になるから。
「もしかしたら、自分が間違ってるかも」と思い始めるときがある。
話に責任を持たない
自分の言ったことに対して責任を持たない。
「あのときは、そう思った」と言えばいい。
話に責任を持つ人と思われてしまうと、逆に失望されて信用されなくなる。
「約束したじゃないか!約束破るなんて許せない!」「約束したじゃないか!確実に約束を守る人でもないから仕方ないか・・・」
味方を増やす
民主主義なんで、単純に味方が多い意見が正しい。
そのために、バカなことでも何でもいいから注目を集める。集めたら見直させて味方にする。
炎上商法→イメージ戦略。
簡単な言葉を使う
「話の完璧さ」ではなく「納得の積み重ね」が大切。
「納得の積み重ね」のために簡単な言葉を使う。
権威を使う
自分の意見を言った後に、権威者も言っていましたと言う。
説得には「人柄」が大切です。2000年前から現在に至るまで伝えられてきたアリストテレスの弁論術にも「人柄」について書かれています。というふうに。
リフレーミング
ネガティブなこともポジティブに言う。
「私は人生を通じて、貪欲で、貪欲で、貪欲だった。獲得しえるすべての金をつかみとった。私は超貪欲なのだ。しかしいまの私は、アメリカのために貪欲になりたい。アメリカのためにすべての金をつかみとりたい。私はアメリカのために貪欲になるんだ」(2016年1月28日アイオワ州での演説)
こう言われると、金持ちで貪欲だとしても、良いイメージに変わる。
ネガティブな面を受け入れてから、ポジティブな面を押しだすのがポイント。
人柄を批判
「話の内容」より「人柄」を批判したほうが効果的。
詐欺師に騙される理由は、「話の内容」ではなくて「人柄」だから。
人を信じるから話を信じるのであって、話を信じるから人を信じるわけではない。
~P.S~
「これまでの人生で、私の得意なことは(中略)は、優秀な人材が最高の仕事をするよう動機づけることだ。これまでこの特技を自分のために使ってきた。これを人にために、いかにうまく使うかが、今後の課題である」
『トランプ自伝』 ドナルド・トランプ
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