ブランド化って大切。
トランプ大統領の説得力がない話で説得する話術~part10~
説得力に必要なのは「人柄」(アリストテレスの弁論術)
人柄がよければその人の言うことは信頼されます。より誠実な人、より権威のある人の話のほうが信頼されます。
人柄の次に大事なことは、「感情を揺さぶること」。
感情を揺さぶる言葉こそ説得力を持ちます。
人は、不安とか恐怖が強くなると騙されやすいです。説得されやすいです。おれおれ詐欺とか。オイルショックのときの集団パニックとか。
逆にいえば、話す内容がめちゃくちゃでも、話し手の人柄がよくて、感情を揺さぶる言葉であれば信頼されます。騙せます
話の内容は、二の次です。詐欺師みたい
だとしたら、論争のとき相手の話の内容を批判するより、相手の人柄を批判したほうが効果的だと思いませんか。
だって論争で必要なことは「人柄」と「感情を揺さぶる言葉」なんだから。
論敵の説得力の源である「人柄の良さ」を「人柄の悪さ」に変えちゃえばいいんです。
トランプ大統領は、そのために「あだ名」と「悪口」を大統領選で多用していました。
~P.S~
トランプ大統領は、「嘘つきテッド」のあだ名を使い始めた当初は、わざわざ「L・Y・I・N・アポストロフィー」とアルファベットで発音していました。
嘘つきは、「LYING」です。
「LTINGテッド」ではなくて「LYIN’テッド」と言っていたのはリズム感を出すため。
有権者に宣伝するために。
ブランド戦略。
本来ブランドとは名称だけで「価値の高さ」がわかり、顧客から「好かれ」、商品として「選ばれる」状態を確立するためのもの。
トランプ大統領は、逆のブランド戦略をした。
名称だけで「価値の低さ」、有権者から「嫌われ」、大統領として「選ばれない」というブランドをライバルに植え付けた。
ブランド戦略。
コメントを残す