性格悪い人と付き合いたくない!対処法はこれだけ!?|認知的不協和

POINT

助けるように仕向ける。

性格悪い人と話をすると疲れますよね。

「もうイヤ、話したくない」

「本当に、ほっといてほしい・・・。」

「チクリチクリ嫌なこと言ってくる、疲れる」

「なんでそんなこと言うの?ぜんぜん理解できん」

駄目だダメだって思うんだけど、頭から離れない

気づけばその人のことばかり考えてる。

「最悪・・・。」

こういった悩みってありますよね。

嫌な思いをさせられるわ、時間を無駄に過ごしてるわ、最悪ですよね。

そんな悩みを解決できる方法があります。

それは「助けるように仕向ける」という方法です。

フェスティンガーという心理学者が提唱した「認知的不協和」理論を使った方法です。

  • 「なんで性格が悪いのか【理由】」
  • 「性格の悪さは治らない話」
  • 「認知的不協和とは」
  • 「助けるように仕向ける【対処法】」
  • 「まとめ」

の順に書いていきます。

性格が悪い理由

性格悪い人って、なんで性格悪いのか?

自分の欠点を見ようとしないから。

極端に言うと、自分はまったくこれっぽっちも悪くなく、他人が完全に100%悪いと思っています。

そう言われても、すんなり理解はできませんよね。

「人を動かす」という書籍があります。

著者はD・カーネギーで、世界で1500万部、日本で500万部売れている本です。

その本の中に書かれていることです。

1931年、アメリカではある殺人犯が、世間を震撼させていたそうです。

彼の名前はクローレ。

「免許証を見せてくれ」と頼んだ警官を、何も言わずに乱射するほど凶悪な殺人犯です。

誰がどう見ても極悪非道ですよね。

しかし、彼自身は自分のことをどう思っていたのか?

なんと、死刑が執行されるその瞬間になっても

「自分は悪くないのに、なんでこんな目にあわされるんだ」

と本気で思っていたそうです。

びっくりですよね。ええーー!!って感じですよね。

そして、このように多くの犯罪者が「自分は間違っていない」と信じきっているのは有名な話です。

これは、なにも犯罪者だけではありません。

「自分は悪くない」と思うのは人間の特性なんです。

たとえば、明らかに自分が悪いのに全く非を認めようとしない人。

このような人がいて、イライラした経験は誰にでもあると思います。

では、なぜ自分が悪い時でさえ素直に謝れないのか。

それは、人は批判されると自分を守るために、自分を正当化しようとするからです。

そうなると何かと理由をつけて「自分は間違っていない」と主張するようになります。

つまり、性格悪い人は「自分に悪いところはない、他人が悪い」と思っているということです。

性格の悪さは治らない話

性格悪い人は「自分に悪いところはない、100%他人が悪い」と思っています。

だとすると「そういうとこがダメなんだよ」とか「治したほうがいいよ」なんて言っても無意味だってのは理解できますよね。

性格悪いのは治らない。

だって、自分に非はないってことは、治すとこはないってことになるから。

もし治るとしたら、それは自分で気づけたときだけ

認知的不協和とは

認知的不協和とは、心の中の食い違いのことです。

たとえば、野球の応援の場面。

上司が巨人の大ファンだから、本当はヤクルトが好きなのに、上司の前では、巨人を応援しているフリをする。

そんなとき、心の中はモヤモヤして、不快な気持ちになりますよね。

このように自分の心と言動に矛盾がある状態のこと

そして、人はこのモヤモヤした不快な気持ちを、いくつかの方法で解消しようとします。

ひとつは、「行動の変化」です。

さっきの野球の話でいうと、上司の前で巨人を応援するフリをやめて、ヤクルトを応援するということです。

その他は「認知の変化」です。

つまり、思考を変えるということです。

野球の話でいうと、「巨人のほうが好きかも」と思考を変えます。

「昔は巨人のこと大嫌いだったんだけど、今は巨人の大好きなんだよねー。」って。

おそろしいですよね(笑)

上司に合わせて、巨人を応援してるフリしてたら、変わるっていう(笑)

「個性とかアイデンティティとか自分らしさ」について悩む現代人が多いのも納得ですよね。

調子を合わせると、本当の自分を見失うってことなんだから。

思ってもないことするのも、ホドホドがいいかもですね。

まとめるとこうです。

人は矛盾した現実を前にすると、「気持ち」か「行動」のどちらかを軌道修正しようとします。

助けるように仕向ける【対処法】

嫌いな人の対処法でよくあるのが、「避けましょう」です。

嫌いな人から離れましょうです。

「イヤイヤ、避けれないから悩んでんだよ!」

って思いません?

同じ家に住んでたら?

狭い職場だったら?

なかなか避けれないですよね。

なので避けるのはやめて、助けを求めましょう。

助けるように仕向けましょう。

そうすると、好意を持ってもらえるから。

人は「嫌いな人」を「助ける」 ということに矛盾を感じます。

普通、嫌いな人は助けたくないし好きな人は助けたくなるもんです。

矛盾を感じたらどうするんだっけ?

そう。

「気持ち」か「行動」を変えるんですよね。

「嫌いな人という気持ち」か「助けるという行動」を変えるんです。

ただ、助けるよう仕向けてるんだから変わるのは「嫌いな人という気持ち」

その結果どうなるのかっていうと。

「昔はあいつのこと大嫌いだったんだけど、今は大好きなんだよねー。」 ってなります。

おそろしいですよね(笑笑)

まとめ

ちょっとイメージしてみてください。

かわいい後輩。

甘え上手。

上目使い。

なぜかはわからないけど、みんなから好かれてる。

「助けてくださーい」って。

助けてもらえるように仕向けてるからです。

どうしても嫌いな性格の悪い人について悩んでるなら、あなたのことを助けるように仕向けちゃいましょう。

誰もが嫌いな人より好きな人に、優しくするハズです。

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