一緒に食事。
大好きな人が、男女数人で楽しそうに、お喋りしてる。
その光景を横目に見ながら思う。
「いいなー」って。
ワハハって笑ってる姿がすごく気になる。
「はぁー。あんなふうに楽しく喋れたらな」って。
「だけど自分にはムリ・・・。」
だって、見た目も会話も自信ないから・・・。
そんなことはないです。
一緒に食事さえすれば。
「好きな人と仲良くなりたい」って悩んでるなら食事に誘いましょう。
誘う勇気がないなら、友達にセッティングしてもらいましょう。
重要なのは「食事」です。
一緒に食事をするだけで、親密度がグッと上がります。
ランチョンテクニックとは

食事中は、「相手の考えや意見を受け入れやすくなる」という効果です。
なんで食事中だと、考えや意見を受け入れやすくなるのか?
それは、飲み食いすると誰もが気分がよくなるから。気分がいいときに頼まれる仕事は「いいよ」と思うし、気分が悪いときの仕事は「自分でやれや」って思いますよね。
それに食事中は楽しい時間であることが多く、「楽しい時間を壊したくない」という心理が働くから。
たとえば、思想や政策によって、政治的に対立していた政治家の話。
「あんな政策は絶対に認めることはできない」
そう言っていた政治家でさえ、一緒に食事をした後は、「前向きに検討する」と意見を変えていたという話があるほど。
まさかって思いますよね。
食事をしただけで、人の意見って変わるの?って。
変わるんです(笑)
有名なランチョンテクニックの実験があります。
ランチョンテクニックの心理学的実験

飲食で相手の意見って変わるの?って実験。
イェール大学のアーヴィング・ジャニスが行った実験で大学生216人が対象。
コーラとピーナッツを飲食させたグループと、何も飲食させない2つのグループに分けました。
2つのグループに「25年以内にガンの特効薬ができる」という説得文章を読ませて同意した人の数を調べました。
- 飲食ありのグループ→81%の人が同意
- 飲食なしのグループ→69%の人が同意
飲食しているときのほうが、相手の説得を受け入れやすくなるということがわかった実験です。
ランチョンテクニックが恋愛に効果的な理由

「今までNoだった意見がYesに変わる」
飲食時は意見が変わりやすい、というのはなんとなくわかりましたよね。
でも「考え」と「気持ち」は違うんじゃないの?って思いますよね。
政治的意見やガンの特効薬についての「考え」と好き嫌いの「気持ち」は違うんじゃないって。
それについては
人間は、スポーツのドキドキと好きのドキドキの違いを明確に区別できない「ゲレンデ効果」とか
フェスティンガーの認知的不協和の「助けた人を好きになる効果」とかで説明することができるけど・・・けど。
だけど、もっとシンプルにイメージしてみて。
プロポーズするときってどんなシチュエーション?
フランス料理がコースごとに出てきて、店員さんが何年のほにゃらら産のほにゃららワインですって光景が思い浮かばないですか?
パッと思い浮かぶ、いい雰囲気のカップルって飲食してるときじゃない?
「いや、そんなロマンティックなことはしたことない」っていうのは置いといてイメージが浮かぶ、浮かばないって話。
浮かびますよね。
なんで浮かぶのか?
それは単純に
食事=恋愛が上手くいく
という多くの人の成功例から連想できるからなんじゃないでしょうか。
まとめ

食事中は「相手の意見を変えやすい」です。
食事中に少しずつ少しずつ、相手の意見を変えましょう。
食事中のほうが電話番号を教えてもらいやすいです。
まずは、食事から。
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