「やれ」と言われると「やりたくない」。
ブーメラン効果とは

相手を説得しようと頑張れば頑張るほど、相手の心が頑なに反対方向へ行く心理メカニズム。
人には、自分で自由に決めたいという心の動きがあるため。
例えば子どもに、片付けなさいって言ってるお母さんお父さん。
言ってもやらないから怒る。
想像できますよね。
言っても怒っても、片付けませんよね?
遊びに夢中になってるってのもあります。
なら勉強はどうですか?
子どもに「片付けなさい」「勉強しなさい」と説得を頑張れば頑張るほど、子どもは、頑なに片づけないし、勉強しません。
説得しようとするからブーメラン効果を引き起こす

説得しようとするからブーメラン効果を引き起こす。
「あれやれ」「これやれ」って命令すると余計やらない。
なので説得をやめましょう。命令をやめましょう。
だったら一生やらないままじゃん!って思いますよね?
大丈夫!説得と命令より「相手に思い通りの行動をさせる」もっと効果的な方法があります。
それは「気づかせる」です。
- あ~部屋が汚い。気持ち悪くない?
- 部屋くっさくない?
- なんかイライラするんだけど、部屋がちらかってるせいかな?
- あーー!!イラつく!誰?散らかしたの!!!
こういうこと言われたり聞いたりすると、片づけようかなと思いませんか。
片付けたほうがよさそうだなって思いますよね。
ただ、この「気づかせる」って微妙なときがあります。
「片づけて」と直接言ってよ!とか「片づけてほしい?」と疑問に思い確信が持てないとき。
「本心」がわからないから何かイヤって思われるとき。
そもそもですよ(笑)気づいてもらえないときです(笑)
なので「気づかせる」も微妙っちゃ微妙。
「提案」はブーメラン効果を引き起こしにくい

「説得&命令」はダメ。
「気づかせる」は微妙。
ならどうしたらいいわけ!?怒
「提案」しましょう!
提案したことに対して承諾したことならやります。
人は、納得して口にしたことはやります。
「一貫性の法則」が働くからです。
一貫性の法則とは、自分がした言動の責任をとろうとする心理メカニズムのことです。
この一貫性の法則は強力で、この心理を利用して捕虜を味方に変えたり軍事利用に使われていたほどです。
提案を具体的に書いてみます。
かいぱぱ「片づけたら?」
クソガキ「ヤダ」
かいぱぱ「なんで?」
クソガキ「まだ遊びたい」
かいぱぱ「そうか。遊んだら片づける?」
クソガキ「うん」
かいぱぱ「なら遊んだら片づけてよ」
クソガキ「うん」
かいぱぱ「遊んでないみたいだけど、片付けは?」
クソガキ「まだ遊んでる」
かいぱぱ「遊んでなかったじゃん!」
クソガキ「お父さん、きらーい」
片づけろや!クソガキが!!
すんなりは片付けてくれませんが、これを続けていくと片づけてくれます。
もっと大きくなったら
かいぱぱ「片づけるって言ったでな?」
クソガキ「言った。すぐやるね」
となります。
まとめ

「提案」が良さそうに書きましたが、ぶっちゃけ「説得&命令」がいいとか、「気づかせる」がいいとかないです。
好きなように好きな言い方をすればいいです。
ただ、人は自分の意志で決めた(決めたと思い込んだ)ほうが動きます。
なので相手を動かしたいなら相手に決めさせた(決めたと思い込ませた)ほうが相手は動くよ、という提案の話でした。
おわり。
~P.S~
という提案の話でした。・・・言い終わり方だったんじゃない!?
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