スポットライト効果とは|他人に見られていると錯覚しやすい心理学

「人に見られてる…」と感じたことないですか。そのとき、実際にどのくらいの人に見られていると思いますか?

え?わかんない。どのくらい?

そこで今回は

  • 見られてると思うのはなんで?
  • 実際にどのくらいの人にみられてるの?

について、心理学大好きブロガーの僕がご紹介します。

人の目が気になっちゃうという方は、ぜひ読んでみてください。

3分で気にならなくなるかもなので。

実際に見てる人は、あなたがパッと思い浮かぶ人数の半分です。

見られてると感じる原因は、スポットライト効果という心理メカニズム

「他人が自分のことを見ている」と過剰に感じてしまう心理メカニズムをスポットライト効果といいます。

たとえば、髪を短く切りすぎたから学校に行きたくないって思ったことないですか。

「見られて、変な髪だって思われるのがイヤ…。」って思いませんでしたか。

だけどこう思うのは、〝 自分は人に見られている 〟という考えが隠れているからではないでしょうか。

このように根拠もないのに「見ている人がいるはずだ」と感じてしまう心理をスポットライト効果といいます。

梅干しを食べたらだ液がでてしまいますよね。

それと一緒で、自分では制御できない心理メカニズムです。

実際にどのくらいの人に見られてるの?スポットライト効果の心理学的実験

見られてると感じるのは、仕方ないのか。
じゃあ、何人に見られてるの?

結論からいうと、パッと思い浮かぶ人数の半分です。

6人に見られてると思ったら、実際は3人に見られています。

2000年、コーネル大学のトーマス・D・ギロヴィッチ教授が発表した論文の実験がこのようなものです。

ある1人の学生にTシャツを着させました。

『バニー・マニロウ』というひと昔まえのミュージシャンが大きくプリントされたTシャツです。

誰もが抵抗を感じるTシャツ「これ着て外には出たくないな」みたいな。

細川たかしさんの顔がドアップで…みたいな感じかな?

その恥ずかしいTシャツを着たまま、みんながいる教室に入るように指示しました。

しばらくして、「何人がそのTシャツを気にしたと思う?」と聞いてみました。

すると「50%くらいの人は、自分のTシャツを見ていた」と答えました。

次に、教室にいた人に聞いて回りました。「へんなTシャツを着た学生いなかった?」というふうに。

その結果、25%の人がTシャツを見たと答えました。

さらに、この様子をビデオテープで見た学生たちにも聞いたところ「25%くらいじゃない」と答えました。

「半数くらいの人がTシャツに注目したんじゃないか」と考えたのは本人ひとりだけだったというわけです。

つまり、自意識過剰ってことです。

思ったより人から見られていないということがわかった実験でした。

まとめ

やりたいんだけど、ちょっと恥ずかしくてできないことってないですか?

たとえば、僕だったら美容院で「福士蒼汰みたいにしてください」かな。

ちょっと恥ずかしくて、言うのに勇気がいります。

「え?おまえが(笑)」って思われたらヤダな、みたいな。

そんなときはスポットライト効果を思い出すのがいいかもしれません。

「そう思ってるのは自分だけ」みたいな。

「何人がそう思うんだろう?6人くらいかな?じゃあ3人がそう思うのか」みたいな。

まとめ

・人から見られていると錯覚しやすい
・あなたを見てる実際の人数は、その半分

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