「目に見えないミュラーリヤー錯視」|ヒューリスティクス

POINT

ミュラーリヤー錯視、何度見ても違う長さに見える。

「目に見えないミュラーリヤー錯視」|ヒューリスティクス

問題!!!

全国で腎臓ガンの発症率が低かったのは、農村部。

なぜ農村部では腎臓ガンになりにくいのでしょう?

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よくある答えは、「水がきれいだから」とか「食べ物が新鮮だから」という理由。

正解は、データ不足によるデータの偏り

どういうことかというと、Aという村があったとします。

A村の人口は2人。

1人が腎臓ガンになれば、A村の腎臓ガン発症率は50%

2人が腎臓ガンになれば、100%

2人とも腎臓ガンにならなければ、発症率は0%

つまり、データが少ないと偏ったデータが出る。

なので、都市部だろうと農村部だろうと腎臓ガンの発症率に差はない。

こっからが面白いですよ!!

この問題でわかったことが2つあります。

ひとつは、「データが少ないと偏ったデータが出る」

もうひとつは「何かと理由をつけたがる」

何かと理由をつけたがる??

「なぜ農村部では腎臓ガンになりにくいのでしょう?」と言われてすぐ思い浮かんだのは「水がきれいだから」 「食べ物が新鮮だから」という理由じゃなかった?

人って何かと理由をつけたがるんです。

  • 統計不足だとデータは偏る
  • 何かと理由をつける

初めの問題でわかったことは、この2つ。

で!

でですよ!!!

ビジネスで成功した人を思い浮かべてみて!

ビジネスで成功した人は、実力があって才能があって、おそらく次の起業も成功するだろうって思いませんか?

思いますよね。

なんでそう思うの?

初めの問題でわかったことは2つ。

統計不足だとデータは偏る。

何かと理由をつける。

起業した回数は少ないから明らかに統計不足。

成功した人は「優秀」だと理由をつける。実際にどう優秀なのかを知らないにも関わらず成功した人は「優秀」だと思ってしまう。

これが思い込み。

「データ不足だと偏ったデータ」

「何かと間違った理由をつける」

この2つ覚えておくと「目に見えないミュラーリヤー錯視」に遭遇したときに騙されないよ。

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