自己破産4回から学んだ交渉術。
トランプ大統領の説得力がない話で説得する話術~part8~
トランプ大統領がビジネスで揉みに揉まれて、磨き上げたスキル「リフレーミング」
「ニューヨークに世界一高い高層ビルを建てたら、どのような悪影響が出るか」と否定的な意見を言われたとき、トランプ大統領は次のように言いました
「ニューヨーカーには一番高いビルがふさわしい」
リフレーミングとは、相手のネガティブフレームに対してポジティブフレームで答えること。
ネガティブフレームとは、「早期に発見しないと、治療の幅が狭まります」「手術の失敗率は30%です」という言い方。
ポジティブフレームとは、「早期に発見できれば、治療の幅が広がります」「手術の成功率は70%です」という言い方。
同じ意味でも、悪いニュアンス、良いニュアンス。
同じ内容でも良い意味の言い方、悪い意味の言い方があります。
批判されそうなときは、リフレーミングしちゃいましょう。
相手の質問の力を無力化できるから。
「トランプさん、あなたは信じられないほどの〝文句たれ〟ですね」と言われたときのトランプ大統領のリフレーミング。
「そうなんです。私は文句たれです。私は勝つまで文句を言い続けます。私はこの国のために勝利します。アメリカを再び偉大な国にするために」
ここでもし、「文句たれではない」と答えたら相手の思うつぼです。相手の用意してきた〝文句たれ〟である証拠を次々に浴びせられるところです。
相手のネガティブな言葉をいったん受け止め、それをポジティブな世界観を表現していく。
そうすると、相手からの批判を無力化できます。
これが「リフレーミング」の威力。
~P.S~
メキシコとの国境沿いに壁を作ることについて。
ローマ法王「架け橋ではなくて、壁を作るのはキリスト教徒ではない」
トランプ大統領「『イスラム国』は法王を捕獲しようと思っている」
ローマ法王「・・・。」
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