POINT
自己破産4回から学んだ交渉術。
トランプ大統領の説得力がない話で説得する話術～part7～
権威を持ち出す
権威を持ち出すと説得できます。
人は、権威にめちゃくちゃ弱い生き物だから。
びっくりするぐらい弱い。
共和党テレビ討論会(2015年10月28日「CNBCニュース」での会話)
トランプ「私の減税プランでは政府の赤字は増えず、アメリカ経済はまるでロケットのように力強く離陸する」
司会者「それは漫画の話ですか」
トランプ「ラリー・クドローが私のところにやってきて、減税プランを気に入ったと言ってくれた」
司会者「それができる確率は、あなたが壇上から手をバタバタさせて飛んでいくのと同じくらいの低さですね」
トランプ「もしそうなら、その確率からラリークドローを除外しなければなりませんね。彼は貴局の経済コメンテーターですよ」
司会者「・・・」
びっくりじゃないですか？
ヒトラーみたいな言い分ですよ？「労働者に自由を与えつつ、経営者に対して工場の主導権を回復させ、小麦の価格を上げつつ、パンの価格を下げ、平和をもたらしつつ、戦争に勝利する」みたいな。
矛盾だよそれ。無理無理。ありえない。みんなにいい顔したいわけ？不可能だよ。
って思えるようなことを、具体的な政策内容を一切、話すことなく司会者を論破してしまいました。
「経済コメンテーター」と「貴局の」という権威を持ち出すことで。
司会者もサラリーマン。自社の上層部が指定したコメンテーターを批判できない。
権威を持ち出すと相手を説得できます。
～P.S～
権威っぽく見えるモノが権威。
どっちの命令を無抵抗に聞く？
「私服の警察官からの命令」
「警察官の制服を着た人からの命令」
服装でさえ権威。
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