磨き抜かれた話術を盗もう。
トランプ大統領の説得力がない話で説得する話術~part5~
炎上商法とイメージ戦略
兄弟げんかしたとき、どっちが勝ちますか?
お兄ちゃん?
強いほう?
口がうまいほう?
正解は、親を味方につけたほう。
より多くの人に。より強い人に味方をしてもらったほうが、主張が通りやすいです。
より多くの人とより強い人を味方にする方法は?
そのやり方が、炎上商法とイメージ戦略による印象操作です。
炎上商法とは、誰もがビックリするようなことを、あえて言ったりやったりして注目を集めて多くの人に宣伝するやり方。
トランプ大統領の炎上商法のやり方は、言うまでもないですが(笑)
- 外国や宗教に敵対的な政策
- 戦争の英雄を傷つける表現
- 女性を侮辱する言い回し
- おちょくった悪口、あだ名
- 記者を怒鳴る
まだまだありますが、きりがないです(笑)
もちろん、めちゃくちゃ批判を浴びてますが、トランプ大統領は全く動じません(笑)
炎上商法で多くの人に知ってもらって、そこからイメージ戦略による印象操作。
トランプ大統領がした印象操作は、家族を使っての印象操作。
毒舌は汚れた政界に進出するための演出だったと、家族ぐるみでアピール。
女房の尻にひかれた平凡な旦那像を露出して安心感を視聴者に与える狙いなど。
中でも、娘のイヴァンカのスピーチ。
共和党大会での父を称えるスピーチは絶賛されました。
こんな立派な娘を育て上げたのだから、「想像よりまともな人物なのかもしれない」と印象を与えました。
炎上商法により多くの人に知ってもらう。その際イメージはプラスのイメージだろうと、マイナスのイメージだろうと関係ない。
なぜなら、人の評価は簡単に変えることができるから。
イメージ戦略によりマイナスからプラスのイメージに変えることができるから。
炎上商法?イメージ戦略による印象操作?イヤイヤ、そこまで計算してないでしょ。
イヤイヤ、そこまで計算してないでしょ。と思いますか?
思って当然です(笑)
過激な発言ばかりがニュースになるからです(笑)
実はトランプ大統領が炎上商法の裏で、緻密なマーケティング戦略をしていたという6つの根拠。
その1:アメリカでは有名な不動産王。マーケティングの知識がある。
その2:「いい宣伝は悪い宣伝より望ましいが、実用面から言えば、悪い宣伝はまったく宣伝されないよりずっといい。要するに、論争ネタは売れる」とトランプ大統領が「Trump:The Art of the Deal(取引の芸術)」の中で語っている。
その3:過激な発言は、中国やメキシコ、日本、イスラム教徒に対して執拗にしていた。アメリカ国籍の有権者から共感をえるために。
その4:過去25年、アメリカのリアリティ番組に何度も関わり、高視聴率を達成してきた人。出演者として、プロデューサーとして。
その5:トランプ大統領は、M視聴者がテレビ番組に事実や厳密さを求めないのを熟知していた。事実や正論では人は、見向きもしない。その証拠に事実を無視するトランプ大統領が、各局で過去の大統領選番組の最高視聴率をのきなみ更新していきました。
その6:SNSを利用して、昼夜を問わずツイートと自分への支持メッセージをリツイートしている。忙しい昼間はアシスタントに口頭で伝えて入力しているほど。
少しずつ見えてこない?
トランプ大統領って政治家じゃなくてビジネスマンっぽいですよね?
ぽいじゃなくて、凄腕ビジネスマンです(笑)
~P.S~
テレビで何回も何回も同じCM流すよね?
通販番組で何回も何回も「お買い得です」と言うよね?
トランプ大統領は言う。
「私が大統領になれば、われわれは勝って、勝って、勝ちまくる。みんな勝利に飽きるぐらい勝ちまくる」
何回も何回も見聞きすると「そんな気がしてきた」って思うのが人の心理。
そうじゃないなら、通販番組やらない。
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