言葉は作るもの。
「嫌いじゃない」という言い方と「少しだけ好き」に違いはありますか?
意味は、ほぼ一緒なのに受ける印象が違ってきます。
素直な人が言いそうな言葉は「少しだけ好き」ではないでしょうか。
同じ意味なら、作った言葉でもいいんじゃないでしょうか。
頭に浮かんだのが「嫌いじゃない」だとしても「少しだけ好き」に変換して伝えたほうが人間関係が上手くいくかもです。
職場の先輩にお願いするときの言い方【上手な頼み方5選】
人に仕事を頼むって抵抗ありませんか。
「負担をかけたくない」とか。
「嫌がられたらイヤだな」とか。
「仕事のできないやつだと思われたくない」とか。
人に仕事を頼んだり教えてもらったりするのって、けっこう抵抗ありますよね。
ただでさえ抵抗あるのに、何て頼んだらいいの?って思いませんか。
その上、相手が忙しそうにしてたら聞かなくちゃいけないのに聞きにくい…もうパニックです(笑)
今回は「お願いの言い方」について書いていきます。
その①:前置きしてお願い
お願いする前に、前置きしましょう。
相手の心境を前置きしましょう。
ストレートにお願いするより言いやすいからです。
相手が聞き入れやすいからです。
たとえば、「この書類の書き方を教えてもらえませんか?」と言うとき。
「忙しいとは思いますが、この書類の書き方を教えてもらえませんか?」と言いましょう。
ポイントは「逆説」+「お願い」という文脈にすることです。
「~が」+「お願い」という文脈。
「~けど」+「お願い」という文脈。
忙しい人にお願いするとき、前置きの「忙しいとは思いますが」という言葉をつける、つけないだけで対応が優しかったり厳しかったりします。
誰もが気持ちを分かってくれるだけで嬉しくなります。
相手の忙しい気持ちを分かってあげましょう。
相手の心境を前置きしてからお願いをしましょう。
その②:前向きな理由でお願い
次の2つの文章のうち、どっちを言われたほうが気分がいいですか?
「〇〇さんに頼んで申し訳ないですが、司会を引き受けていただけませんか?」
「○○さんがふさわしいと思うので、司会を引き受けていただけませんか?」
2つ目の文章ですよね。
2つ目の文章はトーク力があるから頼んでるように聞こえるからです。
1つ目は、頼む人がいないからみたいな印象です。
ポイントは、「~ので」+「お願い」という文脈です。
前向きな理由でお願いしましょう。
その③:頼りにしてお願い
たとえば、「この書類の書き方を教えてください」と言う場合。
「この書類の書き方を教えてください。いや~本当、助かります。ありがとうございます」
頼りにされると嬉しいので、それを言葉にして伝えましょう。
その:④ポジティブなお願い
ポジティブなお願いをしましょう。
言い方でネガティブな言い方とポジティブな言い方があるから。
ちょっと意味がわかりませんよね。
具体例のほうがわかりやすいと思います。
「納期に間に合わないので、スケジュールの見直しをお願いしたいのですが」
「納期に間に合わせたいので、スケジュールの見直しをお願いしたいのですが 」
「間に合わないので」というネガティブな言い方は、諦めが感じとれますよね。
逆に「間に合わせたい」というポジティブな言い方には、努力が感じとれますよね。
同じ意味でも、ネガティブな言い方とポジティブな言い方があります。
ポジティブなお願いのほうが印象がいいのでポジティブなお願いをしましょう。
その⑤:具体的なお願い
お願いは具体的にしましょう。
人ってわからないとイライラします。
お願いを快くOKしてくれた優しい人でも、お願いの内容がいつまでもわからない状態が続くと「早く言え!どうしてほしいのかを!」と怒りだします。
具体的には、「お願いがあるんですが、ちょっと時間をいただけませんか?」という言い方。
お願いがどんな内容のなのか?時間はどのくらいかかるのか?
お願いするときは、「何を?どうしたいのか?」なるべく具体的に伝えましょう。
まとめ
お願いの5パターンでした。
自分の気持ちより、相手の気持ちを大切に考えながらお願いするといいかもです。
- その①:前置きしてお願い
- その②:前向きな理由でお願い
- その③:頼りにしてお願い
- その④:ポジティブなお願い
- その⑤:具体的なお願い
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