人数を減らすことを考える!です。
え!?今すぐ集団を動かせて、動機付けを芽生えさせる簡単な方法
人を増やせば、一人ひとりの作業効率が低下して、結果として生産性が下がります。根拠はリンゲルマン効果です。
こんにちは。僕が学生の頃、着うたフル流行ってました。携帯電話の着信音に設定したり音楽を聴いたり。
1曲100円くらいで購入してましたが、今は5万曲が月額1000円で聞き放題・・・。
その当時の5万曲は、500万円の価値があったってことですよ!
モノの価値が急激に変わってきていますよね(汗)
僕は2児の父親です。人の心理とか集団心理が好きです。心理学、自己啓発、マネジメントの本を月5冊、年間60冊読んでいます。
今日は集団心理について書いていきます。
リンゲルマンの実験

おまたせしました。リンゲルマン効果です。
リンゲルマンという人が見つけた効果です。
一緒に作業する人数が増えると、個人は力をセーブする(=手を抜く)
という効果です。
リンゲルマンは、1人、2人、3人、そして8人という4つのグループをつくり、それぞれに綱引きをさせて、引っ張る力を測定しました。
結果は、
- 1人のグループ→63kg
- 2人の グループ→ 118kg
- 3人の グループ→ 160kg
- 8人の グループ→ 248kg
となり、一人当たりの引っ張る力は
- 1人のグループ→100%
- 2人のグループ→93%
- 3人のグループ→85%
- 8人のグループ→49%
となりました。
グループ内の人数が増えるほど、グループ1人あたりの発揮能力が、劇的に低下するという観察が見られたということです。
この実験以外にも、ラタネが行った実験でも同様の結果が得られています。
仕事に対して最適な人数だと、一人ひとりの作業効率が上がり、動機付けもできる話

「仕事で」「行事で」「掃除で」「役員で」生きてたら、人に指示を出す場面って出てきますよね?そのときによくやってしまう、間違った集団の動かし方です。
それは、仕事に対して必要な人数を考えるときに「人を減らすことを考えない」です。
とりあえず人を多く使って作業すれば、早く終わるし、多く作業できるっしょ。人数多めに配置すれば、困らないっしょ。
実はこれ、大きな間違いです。人数を増やせば、生産性は下がり、雑な仕事になります。
人数が多いと生産性が下がるのは何となくイメージできるけど、決めるときは人数を増やしちゃう話

仕事に対して人数が多いと、人が余るし、生産性が下がるのは何となくイメージできますよね?
例えば、運動会のテントをたてる場合。あれ6人がベストです。10人いたら逆に効率悪いです。
イメージできて、わかってるのに、いざ決めるときは、人数を増やすことを考えてしまう不思議。
この情報社会で、そんなことに頭を使いたくないと、薄々思っちゃうからかな?
ここで「そんなこと」って軽く扱うから、失敗します。
仕事に対しての最適な人数これがすごく重要です。
なので、仕事に人を当てるときは、人数を減らすことを意識しましょう。その上で、人数を決めましょう。
人数が多いと生産性が下がります。
- 自分がやらなくても誰かがするしな・・・
- 人が多くて仕事がないんだけど・・・
- 周りの様子をみて同じことをしよう
- やりたい気持ちはあるけど、じゃましそうで
など。
いやいや、それはチームワークが悪い場合でしょって意見もあるかな?
確かにその通りです。チームワークが悪いだけです。
ですが、チームワークが良くなる可能性を阻害するのが、人数を多く導入することです。
さらに、具体的な役割を与えて、権限と責任を持たせると完璧

何の達成感もなく、やりがいのない仕事は、苦痛です。
仕事が多過ぎて辛いと、仕事は楽なほうがいいって思ってしまいますが・・・。
達成感とかやりがいには、責任と権限が必要です。
世界の民営化ブームに火をつけ、マネジメントとして有名なあのドラッカーも、責任と権限のない仕事は、人をダメにすると言っています。
責任を与えましょう。そうすると人は、自分がしないと!自分がやるんだ!上手くこなさないと!上手くこなしたい!って思います。
権限を与えましょう。何も決めれないのに、責任だけあっても辛いですから。
売る責任を与えたなら、売り方の権限は与えましょう。
集団を動かすなら
- 仕事に対して最適な人数にしましょう
- 具体的な仕事を与えましょう
- 責任を与えましょう
- 権限を与えましょう
この4つを心がけて指示してあげると、良いチームに育ちます。
おわり。
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