どう断ろう…断るときに注意しておきたい9つの方法【上手な言い方】

POINT

「小さな勇気と相手への思いやり」

「お願いされると、断りづらい

「断ったら人間関係が悪くなりそうで…」

「どう断ったらいいかがわからない」

そんな人に向けての記事です。

この記事を読むと、バババッと上手にパパッと断れるようになれます。

「断る」とは

断ることは悪いことではありません。

むしろ必要なことです。

大事なことなので繰り返します。

断ることは絶対に必要なことです

だって、全部のお願いは叶えられないから。

あたりまえですよね。

だけど、断るのが苦手な人は、出来る限り多くのお願いを叶えようとしていませんか。

仕事終わりに大切な用事があるのに、残業を引き受けてしまった…とか。

時間とお金がもったいないと思いつつも参加する集まり…とか。

出来るだけ多くのお願いを叶えようとしてますよね。

そして後から「断ればよかった」と後悔していませんか。

反対に、断るのに抵抗がない人は、相手の気持ちを軽く扱ってしまい人間関係でトラブルになったなんて経験があるのではないでしょうか。

生きてたら絶対に断る場面に出会います。

断らないで生きるのは、絶対に不可能です。絶対にですよ。

だとしたら、上手な断り方を身につけておいたほうが、長い人生を歩むのにお得なんじゃないでしょうか。

断るときの基本

僕たちは、人からの誘いを断るときは、大なり小なり心が痛みます。

断られた人は、プライドをキズつけられることがあります。

また、実際はプライドをキズつけてなくても「相手のプライドをキズつけてしまったのでは」とこちらが勘ぐってしまうこともあります。

僕たちは、心のどこかで「人の役に立ちたい」と思っていて、人の期待を裏切ることになんとなくモヤモヤします。

だから、僕たちは相手に気をつかい過ぎたり、イヤだなとか思いつつOKしたり、返事をあいまいにしてしまったり、理由をクドクド説明したりします。

こういうことをふまえると、

  • はっきり断ること
  • 自分と相手の気持ち
  • できれば引き受けたかったという気持ち
  • 応えられなくて申し訳ないという気持ち
  • 納得できる理由

などを、あいまいにせず、しっかり言葉にして伝えることが大切です。

断るときに注意しておきたい9つの方法

上手な断り方ができれば、嫌われにくいです。

断り方が上手だから、断る成功率が上がり、後悔することも減ります。

少しだけ人生が、楽しくなります。

その①:きっぱり断る

勇気を持って、強い意志できっぱり断りましょう。

返事をにごすのが一番良くないからです。

たとえば、誰かに告白をしたときをイメージしてください

「胸が息苦しいくらいに、大好きなんです。付き合ってほしい」

「・・・少し考える時間をもらってもいいかな?」

「もちろん、もちろん。・・・それじゃまたね」

「うん、また」

それから、しばらく経って…。

さらに経って…。

結局、答えてもらえなかった…なんて悲しいですよね。

答えてもらえなかった理由が「断りづらかったから」って聞いたらどう思いますか。

相手は返事を待ってます。

小さな想いから大きな想いが詰まったお願いです。

断ると決めたら、意志を強く持って断りましょう。

それが、自分のため相手のためです。

小さな勇気

その②:逆に聞いて断る

この方法は、めちゃくちゃおすすめです。

断らなくても断れるからです。

「ごめんなさい、無理です」と言わなくても、断ることができるからです。

それが、逆に聞くという方法です。

たとえば、仕事を頼むとき。

想像してみてください。台風で家の瓦が壊れてしまいました。雨が降るたびに雨漏りします。屋根の老朽化も進んできているため、大掛かりな修理をと思い至りました。「なんとか、安く修理したい!」そこで知り合いから破格の値段で瓦職人さんを紹介してもらいました。

「修理してほしい箇所があって」というあなたのお願い。

「11か月ほど先までスケジュールがいっぱいなんです。だいぶ待たせてしまいますが、いかがいたしましょう?」という相手の返事。

ちょっと「ウッ」ってなりませんか。

なんでかっていったら、そんなに待てない状況だから。

ウソ?本当?引き受けたくない?と勘ぐってしまうから。

なんとなく、断ったほうがいいのかなって思いませんか。

報酬が安すぎて迷惑がってるのかもって思ってしまうから。

それで返事は「それなら、またの機会にお願いします」という流れになりますよね。

このやりとりすごくないですか。

NOと言わなくても断ることができるんですよ。

お願いを言った人が、自分からお願いを取り下げてくれるんですよ。

すごいですよね。

ポイントは、無理そうな理由を添えること。

無理そうな理由を伝えてから、「どうします?」と逆に質問しましょう。

相手がお願いを取り下げたら大成功です。

断ることに成功、相手の気分が悪くならない。

もう最高です。

無理な理由を言いましょう。それから聞き返しましょう。

その③:感謝の言葉で断る

シンプルに感謝の気持ちを伝えましょう。

「ありがとう」は人間関係の潤滑油です。

「せっかく誘ってくれたのに、本当ごめん」というよくあるフレーズ。

このフレーズに一言添えましょう。

「せっかく誘ってくれたのに、本当ごめん。でもまじで嬉しかった、ありがとう」

断るときには、感謝の言葉を伝えましょう。

その④:重い理由で断る

次の2つの言い方について、どう思うか想像してみてください。

「ごめん。その日は別の約束があるんだ」と断られた場合。

「ごめん、その日は10年ぶりに会う人との約束があるんだ」と断られた場合。

あたりまえっちゃあたりまえだけど、理由が重いと「それなら、仕方ないな」と思えますよね。

重い理由は、断られてもキズつきにくいですよね。

断るときの理由は、相手にどう受け取られるか、慎重に考えたほうがいいです。

2つの用事を天秤にかけた上で、もう一方の用事を優先したことになるからです。

その優先順位が、相手の自尊心を傷つけることもあります。

なので「それなら納得」と思ってもらえるような、重たい理由で断りましょう。

その⑤:慣れて断るとコワい

断ることは悪いことではないけど、相手の気持ちを考えずに断ることは悪いことです。

断るのに慣れてくると、不思議と相手の気持ちを無視しがちになります。

お願いには、大なり小なり相手の想いが込められています。

その想いを無視して断ると、人は離れていきます。

断ることが上手でも、相手の気持ちを大切にしないと、人間関係でトラブルになります。

相手の気持ちを汲んだうえで断りましょう。

その⑥:人の価値観を否定せず断る

  • 興味がないので、行きません
  • そういう食べ物がおいしいって人の気が知れない
  • あんな退屈そうな映画を観たいの?
  • あのメンバーとは話が合わないから

「興味がないことに誘われても迷惑」という気持ちは誰にでもあるものですが、それをありのまま言葉にすると、相手はショックを受けることがあります。

人の趣味や価値観を否定することなく、あくまでも自己都合という理由でやんわりと断りましょう。

  • 面白いとは思うけど、用事があるから行けません
  • アレルギーで食べられないんだ…
  • ああいう深い映画が好きなんだ。僕は単純な映画しか理解できなくて…
  • あのノリについていく自信がなくて

その➆:代案を示して断る

「なんとかあなたの希望に添いたい」という姿勢を示しましょう。

そのために代案を示しましょう。

断られると、大なり小なりキズつきます。

だけど、代案を示すとキズが浅くなります。

今は無理でも、来週ならOKのことも、それは無理でも、別の方法なら可能ってこともあります。

相手の気持ちを考えて、断る方法です。

なので断ることで、今までより親密な関係になれる断り方かもしれません。

その⑧:理由を詳しく伝えて断る

理由を詳しく伝えて、断りましょう。

単純に詳しい理由で断ると、相手が納得するからです。

たとえば、後輩を飲みに誘ったけど断られてしまった場面をイメージしてみてください。

「今日、体調不良で行けません」と言われたら「なんで?」って思いませんか。

だけど「お腹が痛くて、トイレから出られないから行けません」と言われたら「そうか」って思いませんか。

「ちょっと都合が悪いので、明日の飲み会は欠席させてください」と言われたら「どんな都合?」って頭に浮かびませんか。

「あさってが健康診断なので、明日の飲み会は欠席させてください」と言われたら「それだと、確かに飲めないな」って感じますよね。

詳しく説明されるだけで、妙な説得力が生まれます。

なので詳しい理由で断ると、すんなり断ることができたりします。

その⑨:お返しで断る

どういうことって思いますよね。

お返しで断るってお土産をあげて詫びるってことではないですよ。

はーい、そんなことは言われなくてもわかってまーす。てきな感じですね。

お返しで断るとは、「僕にはできないけど、あなたになら出来る!」という断り方です。

たとえば、「ほい、ビール飲め。ほい、グラス出せ」とお酒をすすめられたとき。

「ごめんなさい。飲むのは苦手で、注ぐのは得意なんです!さあ、グラスをどうぞ。」

お酒をすすめてくる人は、自分が飲みたいから、という場合があります。

そんなとき「飲めないんです」と断ってしまうと、相手がしらけてしまうかもしれません。

相手の欲求を素早く察し、相手の身になって考え、上手にお返ししましょう。

まとめ

相手をキズつけることを怖れて、断り方があいまいになっていませんか。

「あいまいに断れば、かえって人をキズつける」という事実から目をそむけているだけではありませんか。

心からの謝罪の言葉を添えて、はっきり断るのが、相手への本当の思いやりなのではないでしょうか。

期待に応えたいけど応えられないという共感の気持ちさえきちんと示せれば、人間関係に角が立つことはないのかもしれません。

  • その①:きっぱり断る
  • その②:逆に聞いて断る
  • その③:感謝の言葉で断る
  • その④:重い理由で断る
  • その⑤:慣れて断るとコワい
  • その⑥:人の価値観を否定せず断る
  • その➆:代案を示して断る
  • その⑧:理由を詳しく伝えて断る
  • その⑨:お返しで断る

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