質問と感想と紹介で賞賛。
褒めるって難しくないですか?
ちょっと、誰かを褒めたときを想像してみてください。
素直に「ありがとう」って喜んでくれたらいいけど、いっつもそういうわけじゃないですよね。
「すごいすね!めちゃくちゃ上手ですね」と褒めたとき「そんなことないですよ」って謙遜されたり。
口では謙遜してるけど、実は喜んでるパターンならいいけど・・・まじで謙遜されるパターンだと困っちゃいますよね。
喜んでほしくて言ってるのに、否定された。みたいな。
褒めるって難しいんです。
というのは、褒めるという行為は相手に「評価をつける」ということだから。
相手が持ってる自己評価以上の褒め方をしたら「自分なんてたいしたことないです」と謙遜されます。当たり前にできることって意外と自己評価低いですよね。
相手が持ってる自己評価以下の褒め方をしたら「そんなことは言われなくてもわかってる」と不快に思われてしまいます。プライドがある人とか。ただ、褒められて不快に思う人は少ないかも。
「すごいすね!」「素晴らしい!」「優秀だね」という誉め言葉は、相手に評価をつける言葉です。
評価を嬉しく思うか不快に思うかは、人それぞれです。
こう言って褒めたら喜んでくれるかな?
こう言って褒めたら不快に思うかな?
こう言って褒めたら失礼かな?
そんなことを考えながら人と話すのってめんどくさくないですか?
めんどくさいですよね。
そこで紹介するのが3つの褒め方。
- 質問で褒める
- 感想で褒める
- 紹介で褒める
この褒め方のすごいところも3つ。
- 謙遜できない
- 否定できない
- 不快に思えない
絶対に謙遜させない褒め方3選

謙遜させない!否定させない!不快に思わせない!
喜ばざるをえない褒め方を紹介します。
質問で褒める

質問する形で褒めましょう。
たとえば、「作るの上手ですね」と褒めたいとき。
「どうやったらそんなに上手に作れるんですか?」と言いましょう。
聞いているのは作り方です。
上手かどうかは聞いていません。
「作るの上手ですね」だと「そんなことないですよ」というふうに謙遜ができます。
「どうやったらそんなに上手に作れるんですか? 」だと謙遜が難しいです
- どうしてそんなに肌がきれいなんですか?
- どうしてそんなに文章が上手なんですか?
- どうやったら先輩みたいに話ができるようになるんですか?
と質問で褒めましょう。
感想で褒める

「気遣いがすごいですね」とか「ムードメーカーですよね」とか「聞き上手っすよね」という誉め言葉は相手への評価になるかも。
なので、感想で褒めましょう。
感想というのは自分が感じたことであって、相手への評価ではないから。
具体的には、「気遣いができる先輩が好きです」とか「ムードメーカーに憧れてるんですよね」とか「聞き上手な人ってマジ尊敬っす」とか。
「相手に対する評価」ではなくて、「自分の感想」で褒めましょう。
紹介で褒める
紹介するときに褒めましょう。
紹介するときって否定も謙遜もされません。だって、誰かに情報提供をしているだけだから。
「すごい実績をお持ちですね」と褒めたら「全然、すごくないから」と言われるかもしれません。
だけど「すごい実績をお持ちの方です」と第三者に情報を伝えるときはどうでしょう。
なんだったら、褒めて紹介したほうが喜ばれます。
「テレビやラジオからの出演依頼が殺到。半年後のスケジュールも真っ黒。そんな先生のお話です。それでは、よろしくお願いいたします」みたいな。
紹介するときは褒める絶好のチャンスです。
紹介で褒めましょう。
まとめ

褒めるとは、評価をすることです。
評価しない褒め方をしましょう。
褒めるときは、否定しにくい、謙遜しにくい、不快に思いにくい褒め方をしましょう。
具体的な方法は3つ。
「質問で褒める」「感想で褒める」「紹介で褒める」
コメントを残す