「どうせ俺なんて」とは言わせない!謙遜する人を褒める3つの方法

  • どうして自分を低く見積もるの?
  • 心から褒めてるのに…。
  • えと、結局自慢?
  • なんて褒めたらいいの?

「どうせ俺なんて」と言う人の心理が知りたい皆さん、こんにちは。

本記事では、謙遜する人の心理と褒め方について知りたい読者へ向けて、パワハラ上司にフルボッコにされたのをきっかけに、人の心理について学んだ僕がお教えいたします。

具体的には

  • 「どうせ俺なんて」と謙遜する人の心理
  • 褒めるときに絶対に忘れてはいけない3つのこと
  • 「どうせ俺なんて」と謙遜する人の褒め方【具体例】

3分で読めて、ずっと使えるテクニックなので、ぜひ読んでみてください。

「どうせ俺なんて」と謙遜する人の心理

  • セルフイメージが低くて素直に喜べない人
  • 自分を下げて、相手を持ち上げようとする人
  • 謙遜にみせかけて自慢する人

こういった人たちが「どうせ俺なんて」と言うのではないでしょうか。

セルフイメージが低い

セルフイメージが低いと「どうせ俺なんて」と言います。

セルフイメージが低いので、素直に喜べないから。

たとえば、思わず聴き入ってしまうほどピアノが上手い人に「すっっっごい上手!!」と言ったとします。

もしその人が5歳から大人になるまで血のにじむような努力で、練習したにもかかわらずピアニストになれなくて、セルフイメージが低かったらこう言うはずです。「全然、俺なんてたいしたことない」

他人からするとびっくりするようなことでも、本人からすると価値がないと思っている場合があります。

嫌われたくない

  • 人は見下されるのが嫌いです
  • 人は上から目線の人に嫌悪感を覚えます

「どうせ俺なんて」には、自分を下げて相手を上げる効果があります。

だれかれかまわず上げて、自分を下げておけば嫌われないんじゃない?

「どうせ俺なんて」をよく使う人は嫌われたくない人です。

嫌われるのが怖いから。

みんなから好かれたい。誰からも嫌われたくないと思っていたりします。

生きてたら絶対に実現不可能な夢を叶えようとしています。

「どうせ俺なんて」と言うことで、誰からも嫌われないようにしています。

自慢したい

「運動会をしきるんだけど、不安なんだよね。上手くいくかなって。しかも学年主任だからな。」

愚痴とか謙遜の話にみせかけて自慢する人がいます。

愚痴とか自慢話はあまり歓迎されません。「ウジウジウジウジ、聞いてたらイライラするんだよね」「はぁ…また自慢かい?」と内心思う人も少なくないはず。

全然おれなんてたいしたことないですよ、本当しょうもない男なんですよ、ただ本当はすごい奴なんだぜ!というのを言いたいときに「どうせ俺なんて」を使います。

たとえば、学校の先生の悩み。

「運動会をしきるんだけど、不安なんだよね。上手くいくかな。しかも学…」と聞かされたとき。

「おまえならできるって!自信持って!」みたいな感じで励まそうと思って話が終わるのを待っています。

「運動会をしきるんだけど、不安なんだよね。上手くいくかなって。しかも学年主任だからな。」

「(あれ、えーと…愚痴?自慢?どっち?)…が、学年主任すげーな!」みたいな。

励まそうと準備していたところで急に自慢話に変わって戸惑ったことないですか。

褒めるときに絶対に忘れてはいけない3つのこと

  • 話を聞いていると感じてもらう
  • 感じ方はひとそれぞれ違う
  • 否定する言葉を使いがち

この3つを忘れて褒めると嫌われます。

「本当はあなたのことが嫌いなんだけど、ご機嫌とりのために褒めてまーす」というふうに相手の無意識に伝わってしまうからです

逆に嫌いになるわ!

話を聞いてると感じてもらうこと

ちゃんと話を聞いてますよと感じてもらうことが大切です。

話を聞かないってことは興味がないってことです。興味がない人に褒められても嬉しくありません

たとえば、野球で甲子園に行ったとたん近寄ってくる人がいたとします。

「実は前からファンでした!ずっと気になってました!」

「あんまり嬉しくないんだけど。だって話しかけても、そっけなかったじゃん。おれじゃなくて甲子園に行った人に興味あるんでしょ?」

「あなたに興味があります!」と感じてもらうには話を聞くということが大切です。

人それぞれ感じ方が違うということ

人はよく勘違いをします。

「自分が感じたのと同じように、人も同じように感じる」という勘違いです。

どういうことー?言ってることがわかんなーい。

しかもこのことをすぐ忘れます。

ねぇ、わかんないんだけど、話が

勘違いして忘れた結果「理解ができない」と言って突き放します。

人それぞれ価値観が違うということを頭の隅に置いておきましょう。

そうしないと、勘違いからズレが生じて相手の心をつかめないから。

たとえば、映画を観に行ったときの話。

先日、ある映画を観に行って「僕にも超能力があるんじゃないか」と興奮していたところ、一緒に見た友人はこう言いました。「おれは、CGがすごいと思ったよ」。

僕はヒューマンドラマが好きで、友人はアクション映画が好き。もともと興味の対象が異なるから、感想も全く違うものになる。みたいな。

人それぞれ感じ方が違うというのを忘れて、「超能力」にフォーカスして褒めても、友人の心には何も響きません。

「理解できない」と感じたら、人それぞれ感じ方が違うというのを思い出してください。

びっくりするくらいすぐ忘れる。マジで。

相手の感じ方にフォーカスして褒めましょう。

否定の言葉を意識せず使いがちだということ

  • いやいや
  • でも
  • 違う
  • そうは思わない
  • それは間違ってると思う

人は相手の言葉をすぐ否定します。

しかも対して意味もないのに。

1日中、周りの人を観察してみてください。

きっと驚きますよ。「意識しないとこんなに否定するものなの…?対した意図もないのに否定ばっかり!」って。

これは本当にやってみてほしい!

人は拒絶とか否定とか仲間外れを嫌います。

個より集団のほうが生き残れると、本能に染み付いてるからです。

否定する言葉を使う時は意識して使いましょう。

無駄に嫌われるのを防ぐため。

どんな小さなNOだとしても、人によって程度の差こそあれ、自分自身を否定されたような気持ちになるものです。

「どうせ俺なんて」と謙遜する人の褒め方【具体例】

  • 気配り上手ですよね!
  • すごい、かっこいい!
  • めちゃくちゃ優秀!

こういったストレートな褒め方に抵抗を感じる人がいます。

なぜならこれらの褒め言葉は、プラスの表現ではあるものの、相手に対する一種の評価だから。

「どうせ俺なんて」と謙遜する人に言うのはやめましょう。

「いえいえ!それほどでもありませんよ。」と謙遜されてしまうから。

なので、謙遜されない型で褒めましょう。

型って…?

謙遜されない型とは

  • 第三者に紹介する型
  • 教えを乞う型
  • 体験を伝える型

の3つの型のことです。

鬼滅の刃に影響されすぎ!

第三者に紹介する型で褒める

第三者に紹介するときに褒めましょう。

第三者に向かって説明をするってことは、褒めたい相手に拒絶されることがないってことだから。

ついでに、紹介した第三者がその人に興味を持ってくれて話が盛り上がる。

たとえば、結婚式での新郎を褒めるスピーチ。

「入社してきたときは、ビックリするくらい仕事ができませんでした。手は遅い、入力ミスはする、発注ミスはする。ところが2年を迎えたあたりから実力はうなぎ登り。全社営業成績3年連続ナンバー1。今じゃ10店舗を任されてます。本当に凄い奴です。もう先輩面することもできません。あんなにダメダメだったやつがです。それも人知れず努力をしていたからでしょう。誰よりも頑張ったからでしょう。私は知っています。時間を作ってはPC操作していたことを。時間と言うのはみんなが遊んでいる時間のことです。」

こういったスピーチを本人の目の前で言うと、謙遜されるのではないでしょうか。

これが謙遜されない型の1つめじゃ。

人に紹介するときがチャンスです。

褒めちぎりましょう。

教えを乞う型で褒める

謙遜されない型の2つめは、

  • どうすればあなたみたいに、うまく話せるようになるんですか?
  • どうやってかっこいいスタイルをキープしてるんですか?

という言い方じゃ。

「教えを乞う型」「質問する型」で褒めましょう。

実は、相手からすると質問のひとつのようにしか聞こえないのがポイントなんです。

しかも、「質問する型」には「あなたは話し上手である」という前提が含まれていて、質問に答えてもらった時点で「話し上手である」という前提を受け入れてもらえたことになります。

たとえば、スタイルを褒める場合。

よく言いがちなのが「スタイルよくて羨ましい」ではないでしょうか。

そうではなくて「どうやってかっこいいスタイルをキープしてるんですか?教えてくださいよ」と褒めましょう。

知りたいのはあくまで、「運動」とか「食事制限」という答え。

「全然スタイルかっこよくないよ」とか「褒めないで」という答えは、質問の答えになってないので謙遜しにくいです。

質問する型で褒めましょう。

教えを乞う型で褒めましょう。

体験を伝える型で褒める

普通、人を褒めるときは「気配り上手ですね」「すごくかわいい」というふうになんらかのプラスの評価を与えるメッセージが多いかと思います。

だけど体験だと、相手に対する評価ではないので謙遜されません。 ただ身に起こった事実だから。

具体的には、

  • 一緒に遊ぶと、めちゃくちゃ時間が速く過ぎる
  • 聴き入っちゃうよ、ほんと
  • ええぇ!?二度見するわ、それ!!

相手を評価する褒め言葉は否定できますが、実体験は否定しようがありません。

体験を伝える型で褒めるのじゃ。

まとめ

これさえ身につけてしまえば、もう人間関係に悩むこともありません。

あなたのビジネスなどでの成功、そして豊かでしあわせな人生が思うがまま。

と言いたいんですけど現実は違います。

なんでかっていうと、この記事に書かれている褒め方を読んで理解しても使えないから。

車の運転と一緒です。

無意識に運転できるようになるには、頭を使って集中して意識して疲れて、それから徐々にできるようになって、気づけば何も考えずに運転してたみたいなプロセスが必要だからです。

長ぇーよ、文章。

無意識に落とし込めるまで意識してやって、身につけてください。

「どうせ俺なんて」と言う人の心理と褒め方

・セルフイメージが低い
・嫌われたくない
・自慢したい

・紹介する型
・教えを乞う型
・体験を伝える型

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